保険適用の矯正
顎変形症や先天性の異常など
保険が適用される矯正治療へも対応
保険適用の矯正治療は厚生労働省の基準に基づき、一定の条件を満たす患者様に適用されます。通常、18歳未満の方や特定の症例に該当する方が対象となります。保険適用の矯正治療では、患者様の歯並びや噛み合わせの問題を改善し、健康な口腔状態を取り戻すことが目的です。
適用される症例
健康保険が適用されるのは、厚生労働大臣が定める53の疾患です。該当する、または該当する可能性のある方は矯正にかかる費用が保険の対象となります。
- 唇顎口蓋裂
- ゴールデンハー症候群(鰓弓異常症を含む。)
- 鎖骨頭蓋骨異形症
- トリーチャ・コリンズ症候群
- ピエール・ロバン症候群
- ダウン症候群
- ラッセル・シルバー症候群
- ターナー症候群
- ベックウィズ・ウイーデマン症候群
- 顔面半側萎縮症
- 先天性ミオパチー
- 筋ジストロフィー
- 脊髄性筋萎縮症
- 顔面半側肥大症
- エリス・ヴァンクレベルド症候群
- 軟骨形成不全症
- 外胚葉異形成症
- 神経線維腫症
- 基底細胞母斑症候群
- ヌーナン症候群
- マルファン症候群
- プラダー・ウィリー症候群
- 顔面裂
- 大理石骨病
- 色素失調症
- 口腔・顔面・指趾症候群
- メビウス症候群
- 歌舞伎症候群
- クリッペル・トレノネー・ウェーバー症候群
- ウイリアムズ症候群
- ビンダー症候群
- スティックラー症候群
- 小舌症
- 頭蓋骨癒合症(クルーゾン症候群、尖頭合指症を含む。)
- 骨形成不全症
- フリーマン・シェルドン症候群
- ルビンスタイン・ティビ症候群
- 染色体欠失症候群
- ラーセン症候群
- 濃化異骨症
- 6 歯以上の先天性部分(性)無歯症
- CHARGE症候群
- マーシャル症候群
- 成長ホルモン分泌不全性低身長症
- ポリエックス症候群
- リング 18 症候群
- リンパ管腫
- 全前脳胞症
- クラインフェルター症候群
- 偽性低アルドステロン症
- ソトス症候群
- グリコサミノグリカン代謝障害(ムコ多糖症)
- その他顎・口腔の先天異常※
※その他顎・口腔の先天異常とは、顎・口腔の奇形、変形を伴う先天性疾患であり、当該疾患に起因する咬合異常について、歯科矯正の必要性が認められる場合に、その都度当局に内議の上、歯科矯正の対象とすることができる。
【参照】厚生労働省 保険診療の理解のために
保険適用の矯正の特徴
費用負担が軽減
保険が適用されるため、通常の矯正治療に比べて治療費用の負担が軽減されます。
専任の担当医が対応
矯正治療の研鑽を積んだ歯科医師が、患者様の健康と安全を第一に考えた治療を行います。
お口の健康維持
正しい歯並びや噛み合わせを取り戻すことで、口腔の健康を維持し、将来の歯のトラブルを防ぎます。